2017年11月25日(土)「スクランブルダンス・プロジェクト」ワークショップが、舞踏家 大野慶人さんを講師にお迎えして小田原市立三の丸小学校の体育館で開催されました。
障害がある人もない人も一緒に踊る時間、今回が第4回目。
初回からずっと参加している方も今回が初めての方も、
ともに体育館の中央に腰を下ろし、
まずは大野さんのうさぎのダンスを息を潜めて見つめ、
そのあと大野さんの説明をしっかり聞き、音楽とともに体を動かします。
今回は、月をテーマにした曲をたくさん踊りました。
ベートーベン「月光」
ドビュッシー「月の光」
滝廉太郎「荒城の月」
同じ月の曲でも、そこから見えて来る風景はかなり違います。
「『荒城の月』は小田原城に登る月を想像してみよう。戦をたくさん見つめてきた月、この曲を小田原で踊れるのはすばらしいことだ。」と大野先生。
天井を見上げて移動しない人、静かに横たわって手で動きをつける人。
みんなはせっかちに動きを決めず、ゆっくり音楽に耳を傾けて、想像の中の月と向かい合う、
全体で一つの風景のような、とても不思議な空間でした。
風、花、壁、力、一緒に踊る人たち、
この空間を共有するさまざまなものを意識しながら、関わり合いながら踊り、
最後は体育館に「ありがとう」と声をかけながら終わりました。
次回は2月24日(土)お客さまにダンスを見ていただく時間を作ります。
大野さんとアール・ド・ヴィーヴル萩原理事長の対談も予定しています。
大野さんと一緒に体を動かしてみたい、舞踏を体験してみたい、と思われた皆さん、ぜひぜひ、ご参加下さい。お待ちしています。
先生とご挨拶したり握手したりしてからレッスンが始まります。