2024年10月9日(水)〜14日(祝・月) ギャラリーNEW新九郎さんにて、アール・ド・ヴィーヴル展「自分らしく生きる15」を開催いたします。
障害福祉サービス事業所「アール・ド・ヴィーヴル」で活動する仲間たちが創作した作品から、アート・ディレクター中津川浩章氏がキュレーションする展覧会「自分らしく生きる」展。おかげさまで15回を迎えることとなりました。
10月12日(土)には中津川アートディレクター、萩原理事長と共に、アールのメンバーが自作について語るギャラリートークも開催いたします。
ぜひご来場ください。お待ちしております。
アール・ド・ヴィーヴル展
自分らしく生きる15
2024年10月9日(水)〜14日(祝・月)
10:00〜18:00(最終日16:00まで)
会場・ギャラリーNEW新九郎
神奈川県小田原市中里208 小田原ダイナシティWEST MALL 4F
ギャラリートーク
2024年10月12日(土)午後2時~3時(予約不要)
中津川アートディレクター、萩原理事長と共に、アールのメンバーが今回の作品について語ります。
中津川浩章・萩原美由紀
アール・ド・ヴィーヴルのメンバー
アトリエには、さまざまな年齢のさまざまな障害のあるメンバーがいる。個性が生み出す、一人ひとり違う表現。色とりどりの世界が魅了する。目が覚めるような色彩の鮮やかさ、自由奔放な画面構成、この色とこの色を組み合わせるのか!という意外性、アイデアの斬新さ、見たことがない描き方。まさに目からうろこの連続だ。
非言語のコミュニケーションである「表現」が、見る人の内面におこす小さな波紋。共鳴し反響しながら広がり、人間の深い場所に響き、潜在意識を揺さぶる。アール・ド・ヴィーヴルという「場」が放つエネルギーを感じてほしい。
美術家・アートディレクター 中津川浩章
展覧会「自分らしく生きる」は、障害がある方のアートを社会へ発信する場として、2012年から毎年多くのみなさまに新たな作品をご紹介してきました。障害のある人達が、ありのまま受け入れられる社会になればと願って始まった活動は、現在、多くの企業や公共の場にアート作品が飾られ、プロダクトデザインに採用されたりと、アートで社会とつながることを実感しています。
作品を通して、さまざまな社会課題解決のヒントをみつけていただければ幸いです。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。
社会福祉法人アール・ド・ヴィーヴル 理事長 萩原美由紀
ある日、友人の中津川さんに誘われて娘と参加したアール・ド・ヴィーヴルのアートワークショップ。絵を描くのなんて何年ぶりだろう。絵は苦手だった。うまく描けない。そう思い込んでいた。
利用者さんたち、みんな夢中で描いている。「わー、きれいな色」「面白い線!」「なんかカッコいい」。写実的に見たままを描かなくていいんだ。自分が好きなように描いていいんだ。こんな不思議な色、どうやって作るんだろう。同じ絵の具を使っているのに魔法みたい。自由でいいな。私にも描けるかな。五十代にして初めて「好きなように描く」を体験。正直、自分が何が好きなのかわからない。選んだ色は……ピンク。へー、私、ピンクが好きなのか。
子どもの頃はお絵描が好きだった。どうして嫌いになったのかな。絵を描く楽しさを思い出した時間。今は、部屋に自分の絵を飾っているほど。「こうでなきゃダメ」そんな呪縛を解き放ってくれる自由な線、色、形。障がいって、個性なんだ。見る人に衝撃や感動を与える。これがアートなのかも。
あなたの好きな色はなんですか? 描きたい形は?
展覧会を見たら、ぜひ、お家に帰って自分の絵を描いてみてね。きっと新しい発見がありますよ。
作家・アール・ド・ヴィーヴル評議員 田口ランディ
後援:小田原市・小田原市教育委員会
協力:FMおだわら|株式会社ダイドーフォワード|サンネット株式会社
主催:社会福祉法人アール・ド・ヴィーヴル