すでに着地したアート作品ではなく、これは何だろう、どうしてこんなふうになるのだろう、そんな問いからはじまる生なる(きなる)現在進行形のドキュメント。
メンバーたちの今、ここに生きている痕跡がダイレクトに表現されています。
美術家・アートディレクター 中津川浩章
「自分らしく生きる12」は障害福祉サービス事業所「アール・ド・ヴィーヴル」のメンバーと、アートワークショップに通う子どもから大人までの参加者が創作した作品の中から、アート・ディレクター中津川浩章氏がキュレーションする展覧会です。
この度、ギャラリーNEW新九郎さんにて12回目の展覧会を開催する運びとなりました。今、この時を、みなさんにご覧いただけることを、本当にありがたく思います。
アールの作品から生まれたアートグッズの新作も販売いたします。
お買い物の途中で、お立ち寄りいただければ幸いです。
みなさまとお会いできることを、心より楽しみにしております。
2021年9月22日(水)〜27(月)10:00〜18:00(最終日16:00まで)
会場・ギャラリーNEW新九郎
神奈川県小田原市中里208 小田原ダイナシティWEST MALL 4F
後援:小田原市・小田原市教育委員会
協力: ㈱ダイドーフォワード・FMおだわら
主催:認定NPO法人アール・ド・ヴィーヴル
神奈川県小田原市久野403-17
障害のある子どもから大人なら誰でも参加できるアートワークショップを始めて今年で9年目。当時から参加している子ども達は大人になり、仕事に就いても、週末にはアートワークショップに参加しています。
展覧会「自分らしく生きる展」も12回を迎えます。長引くコロナ禍で不自由な日常の中、メンバー達の創作意欲は増大し、内なる想いが表現された作品は、観る人の心をノックすることでしょう。
2013年に設立したアール・ド・ヴィーヴルは今年4月、ご支援いただいた皆様のお陰で広いアトリエを持つ事業所に拠点を移しました。今まで通所されていた就労Bメンバーに加えて、重度障害がある生活介護メンバーも仲間入りし、どんな障害がある人も同じ場所でともに支え合い活動しています。
アートを通じて際立つ一人ひとりの個性、自信に満ち溢れたメンバー達に出会っていただきたいと思います。
展覧会へのご来場を心よりお待ちしております。
認定NPO法人アール・ド・ヴィーヴル 理事長 萩原美由紀
障害のあるなしにかかわらず「自分らしく生きる」ことは、とても難しいことです。障害をお持ちの方々の支援をする我々もまた、自分らしく生きていることができているのか疑問です。
しかし、自分の置かれている立場を冷静に判断し、家族や友達の意見に耳を傾けながら「生き方」をみつけていくことができます。自分の「生き方」を見つけていくことが難しい時は、いきいきと生きるきっかけを見つけることが何より大切だと思っています。
アール・ド・ヴィーヴルは、アート等を通じて障害がある人の想いを引き出す活動に特化しています。自己表現の喜びは、生きる活力になり自信につながり、延いては「自分らしい生き方」につながっていくものと信じています。
のびのびと表現されたアート作品や活き活きとした表情を、この展示会を通じて感じ取っていただけたら、とてもうれしく思います。
社会福祉法人県西福祉会事務局長・認定NPO法人アール・ド・ヴィーヴル理事
柴田和生
ギャラリートーク
2021年9月23日(木・祝)午後2時~4時
(定員35名・先着順・マスクの着用をお願いいたします)
中津川浩章・萩原美由紀
アール・ド・ヴィーヴルのメンバー
今回の展覧会、アールの活動について、中津川アートディレクター
萩原理事長からお話いたします。
また、アールのメンバーが今回の作品についてお話します。