小田原市に新しく建てられ9月にオープンする、劇場を擁する文化施設「三の丸ホール」。
そのメインとなる大ホールのホワイエ(2F部分)に、地元銀行の「さがみ信用金庫」さんのご尽力により、アール・ド・ヴィーヴルの幅6mの作品が常設展示されました。中津川浩章アートディレクターが去年から何度もアールのメンバーをファシリテーションしてくださり、描き上げたものです。
障害があるアーティストたちのこれだけ大きい作品が新しいホールに常設されるなんて多分全国的にも初めてではないでしょうか。
このホワイエは無料で解放されますので、ホールがコンサートで使っている時を除いて、どなたでも見ることができます。
またお堀側の道路からも目にすることができます。
9月の「三の丸ホール」のオープンが楽しみです!
この度、三の丸ホール2階ホワイエに全長6メートルの壁画を納品、設置致しました。
この壁画は、さがみ信用金庫様よりご依頼があり、アートディレクターの中津川浩章さん監修のもと、アールのメンバー24人が制作しました。
テーマは、共感。
アールのメンバー達と時間をかけてイメージを膨らませて描いた作品です。
共に生きる社会の実現に向けた元気な小田原を表現しています。
認定NPO法人アール・ド・ヴィーヴル 代表 萩原美由紀
今回、参加したメンバーは入れ替わり立ち代わりさまざまな場所から自分の描き方でかなりわがままに表現するのですが、不思議なことに出来上がると、何故なのか統一感があって24人の合作だとは見えないほど調和があります。
これぞ存在に、描くことに「共感」しながら表現したからだと思います。
全部で九枚の作品を描いたのですがそこからベストな組み合わせ考えて三枚をセレクトしました。
新しい市民ホールに障害があるアーティストの作品が常設展示されるなんで、本当に嬉しい。
これは全国的に見てもかなり珍しいことです。
それも幅6mのかなり大きいサイズのキャンバス作品。
これからの社会を予感させる象徴になることと祈ります。
アートディレクター 中津川浩章