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「重度障害者のための創作活動と地域支援者育成事業 成果報告書」が完成しました

2020.03.09
活動報告

2019年度、独立行政法人福祉医療機構(WAM)さまより助成を受けて行なった事業の成果報告書が完成いたしました。

今年度は、 (1)重度障害者のためのワークショップと展覧会 (2)アウトリーチ事業(講師を派遣する事業) 小田原養護学校/足柄養護園 (3)施設視察研修 アトリエ・コーナス/やまなみ工房 (4)コンセプトブック編集・発行 という4つの事業を実施しました。 貴重な経験の内容とアールからの事業評価を、写真を多く取り入れて28ページの冊子 「2019年度社会福祉振興助成事業 重度障害者のための創作活動と地域支援者育成事業 成果報告書」 にまとめました。 全ページを公開いたします。 PDFをダウンロードしていただくこともできます。ぜひご利用ください。 ーーーーーーーーーーーーー はじめに 「障害があっても自分で選択していく人生を送ってほしい」という願いのもと、アートを中心とする創作活動の場を提供する団体として、2013年、NPO法人アール・ド・ヴィーヴルは活動をスタートした。 2016年、就労継続支援B型事業所を開所。作品の制作や、アートリース事業やアートグッズの制作・販売などを通して収入を利用者が得て、それぞれのペースで社会的な自立に向かう場となっている。 開所から2年後、事業所の利用者として重度障害者の通所希望を受け入れた。 創作活動を支援する中で、肢体不自由やその他の障害で言葉をうまく発することができない人にとって、アート活動は、切実な意味があることがわかってきた。 保護者からは、当施設での表現活動生活が始まったことからストレスが軽減し、笑顔が見られるなど、本人が変化したと喜びの声が寄せられる。 ある利用者は、他施設での問題行動が発端で通えなくなり在宅となっていたが、当施設で表現活動をすることで、心が満たされ、家庭でも快活に生活できるようになり、以前の施設へも通所復帰できるまでになったとの報告もあった。 重度障害者の日々の暮らしからは、衣食住は足りても、自らの意思で動くことは困難で、孤立や家族への配慮からの我慢などネガティブな声が聞かれる。日常には自己表現する場は用意されておらず、表現はもとより意思表示さえもを諦めてしまう人が多い。そのような彼ら彼女らにとって、アートは重要なコミュニケーションツールであり、生きがいになり得るのである。 2019年、重度障害者の利用希望人数はさらに増加した。 現在アール・ド・ヴィーヴルは、その要望に応えるべく、重度障害の人が表現活動を行える、生活介護施設の設立準備を進めている。 しかし、私たちの施設だけで受け入れるにはあまりに要望が多いという現実がある。 表現することの喜び、価値を、当事者とその保護者に伝えたい。 そのためには重度障害者支援の場で働く、支援スタッフや学校の教員の方々に、1人でも多く障害がある人の表現活動の価値を実感し、当事者に寄り添う支援を行える学びを伝える必要がある。 障害があってもなくても、生きるよろこびを感じられる場を増やしたい。 そんな願いを込めて、このプロジェクトはスタートした。 ーーーーーーーーーーーーー 2019年度社会福祉振興助成事業 重度障害者のための創作活動と地域支援者育成事業 成果報告書 編集・発行 指定NPO法人 アール・ド・ヴィーヴル 理事長 萩原美由紀 構成・編集 Studio PANDA 牛山惠子 写真 アール・ド・ヴィーヴル 協力 中津川浩章 公益財団法人日本ダウン症協会小田原支部ひよこの会 小田原市 神奈川県立小田原養護学校 社会福祉法人県西福祉会 足柄療護園 特定非営利活動法人コーナス アトリエ・コーナス 社会福祉法人やまなみ会 やまなみ工房 (掲載順) 助成 2019 年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業  

PDFはこちらからダウンロードできます

アクセス

ギャラリーカフェ&ショップ 社会福祉法人アール・ド・ヴィーヴル
住所
〒250-0055 神奈川県小田原市久野403-17
連絡先
TEL:0465-25-4534
FAX:0465-25-1935
アクセス
●小田原駅西口2番バスのりば
→兎河原循環「下宿南」下車徒歩2分または
●小田原駅東口2番バスのりば
→フラワーガーデン・県立諏訪の原公園行/船原行き「日本たばこ前」下車徒歩2分
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