

2020年1月17日(金)〜24(金)、小田原地下街・ハルネ小田原で
重度障害がある人の作品展「生きるよろこび」を開催いたします。
独立行政法人福祉医療機構(WAM)の助成を受け、
2019年、重度障害がある人のためのアートワークショップを20回にわたり開催いたしました。
今回の展覧会はそこで生まれた作品を展示いたします。
言葉によらない表現からほとばしる生きるよろこびのパワーを、
多くの方に感じていただければ幸いです。
初めて自分の手だけで線を描く。 その喜びに思わず彼女は叫んだ。 そして喜びの声で唸り続けものすごい力で筆を動かした。 その線は掠れて捩れて行き場をなくした叫び声のようだ。 不随意運動による「できないこととできること」がぶつかり合った線のもつリアリティ。 もちろん描き手の思い通りではない。 けれどその軌跡が彼女、彼たちの生きていることそのものを表象している。 それは重度の障害がある人たちだけではなく私たちの表象そのものでもある。 そして初めて自由に線が描けるを喜びを目の当たりして、ただ線を描くこと、 色を塗ることの持つ大きな意味を知るのだ。 ここにアートや芸術、表現という言葉で定義できない世界の秘密がある。
中津川浩章(美術家/アール・ド・ヴィーヴル アートディレクター)
