アール・ド・ヴィーヴルでは2019年6月より、
重度の障害がある方のためのアートワークショップの開催を始めました。
対象は、肢体不自由、知的障害など、障害区分5-6の障害のある方。
先日第二回を開催することができました。
参加者は、肢体不自由の方が3名。年齢は10代2名と30代1名。
車椅子に乗ったまま長い筆やローラーを使います。
自ら選んだ絵の具の色を支援員が用意して、筆にたっぷりとつけます。
その筆を豪快に動かして、大きな画用紙にはみ出るほどの絵を描きました。
その激しさのあまり皆の額から汗が流れる。嬉しさから大きな叫び声も。
墨汁、水彩、クレヨン、粘土を使って、支援員と共にたっぷり2時間の創作を行い、
終了すると「つかれた~」と参加者の声。
次回の予定を伝えると、また来ますと意思を伝えてくれました。
今回のアートクラスは、支援スタッフの育成の一面もあります。
参加者ひとりにつき3名の支援者が担当、希望の色を提示できるまで、絵の具一つひとつ提示して希望に沿った色を作って行くのです。
筆の太さやローラーの太さ、絵具の硬さや緩さも調整します。
水分補給のタイミングも利用者さんの様子を見計らい声をかけるなど、気配りも必要となります。
利用される方の表情から何を必要としてかいるかを読み取ることに時間をかけて、言葉ではないコミュニケーションを構築します。
利用者さんのやってみたい、まだやりたい、もう終わりなど、それぞれの希望を叶えるために満足するまでサポートすることができたと思います。
このワークショップは独立行政法人福祉医療機構(WAM)さまからの助成を受けて実現しました。
今年の12月まで、全13回、特別価格でご参加いただけます。
ぜひ体験してください!
詳しいご案内はこちらのページへ。
重度の障害がある方のためのアートワークショップを開催します
http://artdevivre-odawara.jp/topics/from-art/wamaw2019/