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特定非営利活動法人コーナス 代表理事白岩高子さんから応援メッセージをいただきました!

2020.12.25
活動報告

大阪・阿倍野の住宅地にある知的障害者の生活介護施設「アトリエ・コーナス」を訪問したときの衝撃が忘れられません。その空間のクオリティの高さ、障害を含めた人格が丸ごと尊重される安心感。私たちが目指すべき場所がそこにはありました。
特定非営利活動法人コーナス 代表理事白岩高子さんからの応援メッセージをご紹介します。

アールドヴィーヴルもアトリエコーナスも、障害当事者の親たちが集い、踏み出した小さな一歩が始まりでした。切り開いた道は、次第に広くなり仲間が増えてきました。家族のように結束して地図のない旅を歩んだ私たちは、自分たちの手のひらを見つめては足りないものを補ってきました。しかし新たな仲間たちと歩むためには、再び変わることを社会から求められるようになりました。

「どんな障害がある方でも通え、新たな可能性を見つけて自己実現でき、みなさまと交流できる場所をつくる。自分らしく生きられるアトリエを創る。」
アールのミッションに賛同します。応援しています。

特定非営利活動法人コーナス 代表理事白岩高子
(難治性てんかんを持つ次女の誕生を機に、1981年ノーマライゼーションを実現するための活動を始め40年となる。)
アトリエコーナス:AtelierCORNERSは(since1993)は、私を含めた障害者の母親たちによって設立された知的障害者の生活介護施設です。
最初は、狭くて暗い部屋で、低賃金の傘釘の組み立て作業に追われる毎日でした。というのも、彼らにできる仕事は単純な作業しかなかったからです。
10年が過ぎたある日、他施設で生まれる絵画作品を目にしました。これまで見たことがない表現と奔放な線や色使いは、エネルギーに満ち溢れていました。今のような内職作業では、彼ら本来の個性、感性が発揮できない。
「ひとり一人が自己を自由に表現するアート活動を始めよう!」、内職仕事をやめてアート活動をすることを決めました。今、振り返ると、自然な流れでもありました。2005年、私たちは古い町家を改築してアトリエを作りました。好きな画材、色、絵筆で、好きなものを描き表現すればいい。開放的なアトリエ空間で,自由なアート活動が始まりました。次第にメンバーやスタッフに笑顔が増え、みんなの笑い声があふれるアトリエに町の人々が自然に訪れるようになりました。なにより驚くべきは、じっと座っているのが困難なメンバーが、静かに座って自分の世界に没頭していることでした。私は、これまでと違う、未来につながる何かを予感しました。アート活動を初めて15年目、国内外で高く評価されるようになりました。アート活動を通して、私はやっと気づきました。愛情という名のもとに彼らの自由を奪ってきたのは、私たち親、家族、社会であると。「彼らにできるわけがない。」と私たちはつねに彼らの行動・表現・選択を制限してきました。だから、彼らはアートによって、生きる自由、生きる力を取り戻しているのかもしれません。


障がいがある人たちが、自分らしく生きられるアトリエをつくる
クラウドファンディング|A-port 朝日新聞社
https://a-port.asahi.com/projects/artdevivre-odawara/

アクセス

ギャラリーカフェ&ショップ 社会福祉法人アール・ド・ヴィーヴル
住所
〒250-0055 神奈川県小田原市久野403-17
連絡先
TEL:0465-25-4534
FAX:0465-25-1935
アクセス
●小田原駅西口2番バスのりば
→兎河原循環「下宿南」下車徒歩2分または
●小田原駅東口2番バスのりば
→フラワーガーデン・県立諏訪の原公園行/船原行き「日本たばこ前」下車徒歩2分
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