昨年末のアールの展覧会「自分らしく生きる11」。
自分の絵の前で堂々と「これは富士山です」と絵を紹介し、
説明を終えた後「僕は画家になりたい」と言った柴田航汰さん。
その紅潮した笑顔が、忘れられません。
今はアールの事業所で、絵を描くだけでなく、リースの交換にも行っています。
養護学校の先生が勧めてくださり、アールで実習をさせていただいた息子。
図工や美術が得意だとは思っていなかったので、意外でした。車椅子で絵が描けるのか、迷惑をかけてしまうのではないか、と初めは不安もありました。
今は汗びっしょりになってたくさんの絵を楽しそうにのびのびと描いています。
大きな絵を描きあげる達成感。達成感は自信をつけてくれますね。
アールの事業所で働くようになり、初めて自分の絵が売れた時はとてもとても喜んでいました。
お小遣いではなく「自分が働いた分のお給料」がもらえているんだよ、ということを伝えています。
アールは小さな施設。みんなでご飯の支度をしたり、あったかさがあります。
これからも、身の回りのことをじぶんでやってみよう、と息子の背中を押して欲しい。
いろんなことに挑戦して、5年後、10年後の成長を願っています。
柴田航汰 母
障がいがある人たちが、自分らしく生きられるアトリエをつくる
クラウドファンディング | A-port 朝日新聞社
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