WAM助成(社会福祉振興助成事業)のご協力で開催した重度の障害がある人たちのためのワークショップの初年度から参加している、伊藤愛梨さんのお母さんから、新施設への期待を込めてメッセージが寄せられました。
楽しそうな声を響かせながら描く愛梨さんの姿に、アートディレクターも支援員も元気をもらっています。
初めてワークショップに参加した時、最初はすごく緊張していましたが、娘のどんな判断も褒めてくれ、やりたい気持ちを引き出してくれる中津川先生と支援員さんのおかげで、今は次を待ち望むようになっています。
ある時、愛梨が理事長の萩原さんが着ていた服を指差して声を出しました。
「この色が使いたいの?」
うれしそうに目が輝きます。
絵具にない色を描きたい、色を混ぜて新しい色をつくってほしい、そんな要求がでてきたことにみんなで驚きました。
ワークショップの時間だけでなく、アールには展覧会があります。
活動が「作品」になって、他の人の作品と一緒に並ぶこと。
知り合いにも、知らない人にも見てもらえること。
社会との接点を作り出してくれることが、アールのすばらしさです。
今度の施設にはカフェがあると聞いています。障害がある人が働き、そこに来て癒される人もいる、そんな場が生まれるのが楽しみです。
いろんな障害がある人が、たくさんの人と出会い、
当たり前に自然に溶け込める社会になってほしいと切に願います。
伊藤愛梨 母
障がいがある人たちが、自分らしく生きられるアトリエをつくる
クラウドファンディング | A-port 朝日新聞社
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