メニュー
メニューを閉じる
menu
facebook twitter instagram youtube
アクセス
お知らせ News

京都二条国際文化芸術交流会理事長・仲野泰生さんからメッセージが届きました

2021.02.08
活動報告

川崎市岡本太郎美術館の学芸課長を経て、現在は京都・二条城の近くにあるオルタナティブスペース「京都場」を運営なさっている仲野泰生さんがメッセージを送ってくださいました。
京都からいつもアールの活動を見つめ、アートの視点からの評価を届けてくださる、ありがたく力強いサポーターです。

ヨゼフ・ボイスの「社会彫刻」という言葉があります。「社会を彫刻する」とはどういうことでしょう。私は「アート・芸術の概念を思い切り拡げ、価値観を転換することだ」と思ってます。
ボイスが尊敬した思想家ルドルフ・シュタイナー。彼の思想を基盤にした教育を行うシュタイナー学校がミュンヘンにあります。そこでは障害がある生徒たちと障害のない生徒たちが一緒に、週に何日か同じ農地で農作物を育てているそうです。
このような現場で、こういう何気ない実践からしか新しい価値観は生まれてこないと思います。これが「社会彫刻」に繋がるのでしょう。
そして小田原にそんな「社会彫刻」の実践をしているのがアール・ド・ヴィーヴルです。
障害者とか健常者という言葉による区分や価値観を転換するような実践を、明るく楽しく行なっているアール・ド・ヴィーヴルに心から期待しています。

仲野泰生(なかのやすお)
1955年 東京に生まれる。
1981年 横浜国立大学大学院(美術教育学)修了。修論のテーマは「芸術による教育。エデュケーション スルー アート」
1994年川崎市岡本太郎美術館準備室を経て、1999年川崎市岡本太郎美術館の学芸員となる。川崎市市民ミュージアムの企画情報室長(2005年、2006年)を経て、2007年から川崎市岡本太郎美術館の学芸課長。2016年3月同美術館を定年退職。メキシコ・ベラクルス大学で「写真家・今道子」展を企画。2017年4月より一般社団法人京都二条国際文化芸術交流会理事長
■主な企画展
開館記念「多面体・岡本太郎―哄笑するダイナミズム」展(1999年)、「岡本太郎と縄文」展(2001年)、「岡本太郎とメキシコ-熱いまなざし」展(2002年)、生誕100年「人間・岡本太郎」展(2011年)、「記憶の島―岡本太郎と宮本常一が撮った日本」展(2012年)、「岡本太郎とアール・ブリュット―生の芸術の地平へ」展(2014年)「竹田鎭三郎―メキシコに架けたアートの橋、岡本太郎《明日の神話》を支えた画家」展(2015年)など展覧会を多数企画。岡本太郎の思想、生き方に強く影響を受ける。
■主な著作
『美術鑑賞宣言』編集・著(2003年 日本文教出版)
『アートエデュケーション思考』共著(2016年 学術研究出版)
『今、ミュージアムにできること』共著(2019年 学術研究出版)
他多数


障がいがある人たちが、自分らしく生きられるアトリエをつくる
クラウドファンディング | A-port 朝日新聞社
https://a-port.asahi.com/projects/artdevivre-odawara/

アクセス

ギャラリーカフェ&ショップ 社会福祉法人アール・ド・ヴィーヴル
住所
〒250-0055 神奈川県小田原市久野403-17
連絡先
TEL:0465-25-4534
FAX:0465-25-1935
アクセス
●小田原駅西口2番バスのりば
→兎河原循環「下宿南」下車徒歩2分または
●小田原駅東口2番バスのりば
→フラワーガーデン・県立諏訪の原公園行/船原行き「日本たばこ前」下車徒歩2分
ギャラリーカフェ&ショップ