2021年6月20日 クラウドファンディングのリターンクロストーク第4回目は、滋賀県甲賀市にある福祉施設、やまなみ工房の山下施設長においでいただきました。
2018年、やまなみ工房の映像作品『地蔵とリビドー』上映会に続いて、3年ぶりにお会いできた山下さん。
やまなみ工房からは海外オークションで高い評価を集める作品が数多く生まれます。
でも、山下さんは「そんなことは目的にしていない」ときっぱりおっしゃいます。大切なのはみんなの笑顔だと。
「障害者の自立支援は、環境に適応させることではない。誰かを社会のものさしに当てはめる、押し付ける権利は僕にはない。支援とは、その人が笑顔でいられるよう、周りの環境のほうを変えること。」
利用者だけではなく、スタッフも含めて、一人ひとりが尊重される、というのはどういうことか。
それは、その人の本当の望みに耳を傾けること、
こちらの都合を押し付けないで、待つこと。
全てはLOVE。
聞いた人それぞれが、それぞれの場所で、自分に何ができるのかを考えることになる。山下さんのお話にはそんな力があります。
クラウドファンディングリターントーク第四回
クラウドファンディングリターントーク第三回
松岡大さん
6/10(木)クラウドファンディングリターン・クロストーク第三回は
世界的舞踏カンパニー「山海塾」の舞踏手であり、ご自身もダンスプロジェクト「LAND FES」のプロデューサーを勤められる、松岡大さんをお迎えしました。
3年以上にわたり講師を務めてくださった、障害がある人もない人も一緒に踊る「スクランブル・ダンスプロジェクト」
2021年3月末、数年間の活動の集大成として、公開リハーサル(work in progress)「ひかりのすあしに向かって」を公演することができ、その感激はまだ記憶に新しいところです。
http://artdevivre-odawara.jp/sdp0328/
スクランブルダンスでは、ワークショップの積み重ねから見えてきた個性を元に松岡さんがグループを作り、グループ内での対話から作品作りが行われました。
障害があるなしに関わらず、共に舞台を作る、という目的を共有し、
参加者みんなが主体的に絶え間なく意見を出し合う。
車椅子での動きも、
ぐるぐると走り続けたり、ほとんど佇んでいるだけに見える動きも
間違いなく作品の一部であり、「踊っている」ことがみんなに了解されている。
そして本人たちもそれを自覚している。
多様性が受容され、肯定される場がそこにはありました。
その様子は、中津川さんのアートワークショプでの共同制作で、
型にはめる指示が何一つなくても、
それぞれが自由に、けれど役割を理解しながら主体的に描き、
生き生きとした作品が生まれる、
そのエネルギーのうねりとまったく同じに思える、目を輝かせると萩原理事長。
先代の講師、故大野慶人先生がワークショップで話してくださった言葉
「みんなはそこにいるだけで作品なんだよ。」
何かができるから存在していい、のではなく、
何もできなくても存在であり芸術である、という舞踏の哲学は
障害がある人の存在の力、
そして、表現の原点に重なるーー
今回も対話が尽きず、時間が足りない40分でした。
クラウドファンディングリターントーク第二回
田口ランディさん
6/3(木)クラウドファンディングリターン・クロストーク第二回は
小説家田口ランディさんをゲストにお迎えしました。
数多くの作品を世界に送り出し、多様な活動に関わってこられたランディさん。
小田原のお隣町湯河原では、発達障害の子どもや保護者のための会「色えんぴつの会」の活動もサポートしていらっしゃいます。アールのアートディレクター中津川さんと親交を深められたのはそのサマーキャンプだったそう。
ご自身のスタジオでは大人向けの文章講座「クリエイティブライティング」を主宰なさっています。
ランディさん、中津川さんが関わったさまざまなワークショップの場を例に、人が表現するということについて話題が深まっていきました。
仮面を作るワークショップで感じた、仮面を通して本当の自分自身になる、その興奮の記憶。
塞ぎ込み、ワークショップに後ろ向きだった子供たちが、自由に描くファシリテーションによって変化し表現がこぼれ出していくそのダイナミズム。
表現することによって解放され、救われていくということについて。
人が表現するとはどんなことなのか、共に考えたあっという間の40分でした。
クラウドファンディングリターントーク第一回目を開催しました
2021年5月20日(木)アール・ド・ヴィーヴルのクラウドファンディングのリターントーク第一回目として、萩原美由紀理事長、中津川浩章アートディレクター、牛山惠子理事3名のトークを開催しました。
最初は新しい建物の内部をウォークスルー的にご案内しました。
建物の中にはメンバーみんなで作った装飾も埋め込まれています。そんな細かい部分も映像でご紹介しつつ。
ギャラリーカフェに戻ってからは、施設設立の経緯を、2011年までみんなで遡りました。
今年3月まで過ごした久野アトリエ時代の苦労や思い出を今回初めて振り返り、毎日の積み重ねがここまで運んできてくれたのだなと3人でしみじみ実感しました。
施設は、込められた思いを超えて、理念を超えて、そこに集まった人たちが作り上げていくもの。
可能性に満ちた新しい場所。何が起きるか本当に楽しみです。
配信にあたっては映画監督の上垣善寛さん、そして鈴木カンタローさんというスペシャルなプロフェッショナルにお任せできたことがありがたかったです。お二人のおかげで無事配信でき、ホッとしてます
次回は小説家の田口ランディさん、どんな話が飛び出すか楽しみです。
送迎ドライバー・給食支援スタッフを募集します
アール・ド・ヴィーヴルの事業所では、下記の内容でパートさんを募集いたします。
新事業所での活動にご協力をお願いいたします!
【送迎ドライバー】
小田原市、南足柄市内の利用者さんのご自宅からアールの事業所への送迎。
普通自動車免許をお持ちの方。
車椅子の乗降支援があります(腕力などは特に必要ありません。)
勤務時間と報酬:
月曜日〜金曜日
(1)8:50〜10:50 2時間(1回 ¥2,100)
(2)15:50〜17:50 2時間(1回 ¥2,100)
週2回以上できる方を希望します。
条件など:
車での通勤が可能です。(敷地内の駐車スペースを無料で利用できます)
【昼食の準備】
利用者さんの給食の準備と片付けを担当いただきます。
勤務時間と報酬:
月曜日〜金曜日
11:00〜13:00 2時間(1回 ¥2,100)
週2回以上できる方を希望します。
条件など:
車での通勤が可能です。(敷地内の駐車スペースを無料で利用できます)
お問い合わせはメールにて
info@artdevivre-odawara.jp(萩原)まで
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