2019年9月14日(土)小田原市健康づくり課が主催する「自殺対策講演会」で萩原理事長が講演を行いました。
これは、3月に策定された、自殺予防対策事業の一環として行われたものです。
テーマは「自分らしく生きること」。
自らの体験を元に、差別のない社会を目指してアール・ド・ヴィーヴルを始めたことや、障害のある人の生活が福祉の世界だけで完結せず、社会と対等に繋がれる仕事をめざして活動していることなどを聴衆に語りかけました。
アール・ド・ヴィーヴルでは2019年6月より、
重度の障害がある方のためのアートワークショップの開催を始めました。
対象は、肢体不自由、知的障害など、障害区分5-6の障害のある方。
先日第二回を開催することができました。
参加者は、肢体不自由の方が3名。年齢は10代2名と30代1名。
車椅子に乗ったまま長い筆やローラーを使います。
自ら選んだ絵の具の色を支援員が用意して、筆にたっぷりとつけます。
その筆を豪快に動かして、大きな画用紙にはみ出るほどの絵を描きました。
その激しさのあまり皆の額から汗が流れる。嬉しさから大きな叫び声も。
墨汁、水彩、クレヨン、粘土を使って、支援員と共にたっぷり2時間の創作を行い、
終了すると「つかれた~」と参加者の声。
次回の予定を伝えると、また来ますと意思を伝えてくれました。
今回のアートクラスは、支援スタッフの育成の一面もあります。
参加者ひとりにつき3名の支援者が担当、希望の色を提示できるまで、絵の具一つひとつ提示して希望に沿った色を作って行くのです。
筆の太さやローラーの太さ、絵具の硬さや緩さも調整します。
水分補給のタイミングも利用者さんの様子を見計らい声をかけるなど、気配りも必要となります。
利用される方の表情から何を必要としてかいるかを読み取ることに時間をかけて、言葉ではないコミュニケーションを構築します。
利用者さんのやってみたい、まだやりたい、もう終わりなど、それぞれの希望を叶えるために満足するまでサポートすることができたと思います。
このワークショップは独立行政法人福祉医療機構(WAM)さまからの助成を受けて実現しました。
今年の12月まで、全13回、特別価格でご参加いただけます。
ぜひ体験してください!
詳しいご案内はこちらのページへ。
重度の障害がある方のためのアートワークショップを開催します
http://artdevivre-odawara.jp/topics/from-art/wamaw2019/
令和元年6月2日(日)小田原ダイナシティWEST 正面入り口前広場にて、
「ワラビーズ」の歓迎アートワークショップを開催し、大変な盛り上がりの中無事終了することができました。
当日は、幅広い年齢層の60名(保護者のご同行を含めると80名以上)が筆を取って、真っ白だったパッカー車をワラビーズのチームカラーにちなんだ黄色・緑を中心とした色にペイントしました。
障害のあるなしに関わらず3つのチームに分けたところ、それぞれが譲り合い、協力しあって楽しく和やかに進行することができたことは大きな成果でした。
ボランティアは32名。
地元西湘高校ラグビー部の部員が事前準備からフルパワーで手伝ってくださいました。
開催中は子どもたちが乗る脚立を押さえてくれたり、順番が回ってこない子どものために場所を融通したりと、大活躍。さすがラガーマン!スポーツマンらしい姿でした。
会場設営やパッカー車の養生、絵の具の準備、参加者の誘導など、その他のボランティアのみなさんの協力も大きく、12:00には美しい色彩のパッカー車のペイントが完了しました。
現在、小田原市内をワラビーズ カラーのパッカー車が走っております。
ワラビーズが小田原に来る日を、そして大活躍が楽しみに、
みんなで応援しましょう!
パッカー車ご提供:株式会社小田原衛生工業 さま
ボランティア:西湘高校ラグビー部・有志のみなさま
開催日時:令和元年6月2日(日)10:30-12:00
会場:ダイナシティWEST エントランス前
主催:小田原市ラグビー・オリパラ活性化委員会
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/oripara2020/rugby/p27050.html
企画・共催:NPO法人アール・ド・ヴィーヴル
協力:株式会社小田原衛生工業
昨年夏、壁画ペイントのお仕事をいただいた、強羅公園内にあるガラスと陶の体験工房「箱根クラフトハウス」さまが2019年4月3日にリニューアルオープンされます。
先日、オープニングイベントが行われ、クラフトハウスさまからの委託でアールドヴィーヴルのメンバーが絵付けした福ダルマがゲストに配られました。
素焼きのダルマに絵付けをし、焼成していただいて完成。
全180個のダルマは、全て違う顔で、一つとして同じ作品はありません。
アール・ド・ヴィーヴルと箱根クラフトハウスさんとのコラボで完成したカラフルなダルマたち、手にとられたゲストの方々より、見たこともない、ステキだと好評だったとのことです。
新たに、絵付け作品を作る仕事への道を開いていただけたお仕事でした。
お世話になったクラフトハウスのみなさま、ありがとうございました。
箱根クラフトハウス
http://www.crafthouse.org
小田原市とアール・ド・ヴィーヴルの共同企画
第8回スクランブルダンスプロジェクトワークショップ。
松岡大さんを講師に、小田原市民会館小ホールで行われました。
初参加の方も何人かいらっしゃいましたが、
参加メンバーは最初からとても自然な雰囲気で
松岡さんのインストレーションの声を待っていました。
静かに音楽が始まり、みんながゆるゆると動き出します。
ホールの隅で、真ん中で、誰かと手を繋いで、車椅子を押しながら、
寝転がり、飛び回り、
それぞれが風になったり動物になったり。
メンバーと松岡大さんの踊りは見ているだけでも楽しいワーク。
一人ひとりの身体が解放されうねり、声をたてていく、
そのプロセスが美しくスリリングだった。
バラバラな身体が見えない部分でつながって、さらに個性的になっていく。
身体のワークって面白いですね。
(アール・ド・ヴィーヴル 中津川アートディレクターより)
ワークショップ終了後、
松岡さん、中津川アートディレクターと一緒に、今後に向けてのミーティングが行われました。
さてどんなことが一緒にできるのか、来期の公演が楽しみです。
次回は5月19日(日)に開催の予定です。